またまたいらないモノ、着ないモノである。
世の中には本当に様々な商品（プロダクト）があることは昨日書いた。
その中でいらないモノを省いていけば、自ずといいモノだけが残り、それを選択する。
この循環を繰り返せば、おしゃれな人になれる道が見えてくる。
今回はタイトル通りの黒スーツである。
黒いスーツは着ない。もし着ることがあるならば葬祭の時だけだ（実際の葬祭にはビジネス用の黒いスーツではないものを着る）。
当たり前に黒いスーツを着ているが、黒という色は特別な色なのだ。
タキシードや燕尾服に見られるようにフォーマルな衣装に用いられるのが黒という色である。
だが、なぜかここでは（この国）黒のスーツが定番化してしまった。
リクルートスーツの黒、デザイナーズスーツの黒などの影響によって、黒いスーツが定着したのだと思う。
それにしても黒いスーツを着ている人が多い。
黒いスーツを着ている人を見るとほぼダサい。
しかし、なぜ黒いスーツなのかを考えて着ている人は多くないはずだ。
「考えたないこと」がおしゃれから遠ざかってしまう原因なのだ。
なぜ黒なのか、なぜネイビーなのか、なぜグレイなのかを考えてみよう。
黒いスーツは着やすいと勘違いされている。黒をコーディネートするのはとても難しい。
黒に合わせられる色は多くはない。どうやって色の配分をするのかはファッションが苦手な人でなくても大変なことなのである。
ダサくなりたくなければ、黒いスーツから脱却するしかない。
黒スーツに代わるものはネイビー（濃紺）、グレイ（チャコールグレイ、ミディアムグレイ）がいいだろう。
トーンが似ているからと言ってもこれらはまるで違うものだ。
上の2色を着ることでおしゃれ度は確実にアップする。
