昨日も書いたが、ショップ選びは、おしゃれになるための失敗しない一つの方法であった。
失敗しない。リスクを最小限に抑えることが50代、60代のファッションを良くするコツだ。30代、40代と違うのは失敗を極力しないことである。
店は選べた。ただ心配なのは、自分の息子くらいのスタッフやお客の大勢いる中に飛び込むことであろう。
ここが第一の関門と思って店に入って欲しい。今まで思っていた店の概念が変わる人もいるかもしれない。
服を見て、選ぶことになるのだが、どれを見ていいのか、見方がわからないと思う。
それには予め予習しておくことだ。
何が必要かを考えておく。もちろん欲しい服のイメージがわかっていたら苦労はない。わからないから悩むのだろう。
ヘアスタイルを決めるとき、雑誌の切り抜きやネットの画像を見せたりはしていないだろうか?
同じように雑誌の切り抜き、ネットの画像を見せればいい。
セレクトショップは皆オンラインショップを持っている。ここを見てからリアルショップに行く。参考書が身近にあるのだ。利用しない手はない。
それでも不安ならば、スタッフに聞けばいい。
知ったかぶりをせず正直に、
「こういう店は、初めてなんですが。服のこといろいろ教えてください」
「こういう服を探しているんだけど」
「こういう場所に着る服はどんなものかなあ?」
こういうだけで扱い方が変わってくる。
それでも不安がある。そんな人は直感でいいなと思った服を片っ端から試着してみる。
そうこうしているうちに恥ずかしさがなくなっていくから不思議だ。
そして何回も試着を繰り返しているうちに、自分が服に馴染んでくるのがわかるようになる。
ここまで来れば失敗する確率はグンと減る。
まあ、おしゃな人でも失敗しない確率はゼロではないので、ファッションが苦手な人は、失敗を3割以内に抑えよう。
あと肝心なことは即決しないことである。試着を繰り返しているうちに、アドレナリンが出て高揚してくる。
今度はセーブをかけるため、一度その場を離れることだ。1日空けてもいい。要は頭を冷やすことで冷静な判断ができる。
急ぐこと焦ることはない。
目的は失敗しないことだからだ。