年を越すまで今日を入れてあと22日。年が明けると2日より一斉にセールが始まる。
来年のセールを見越して買い控えする人もいるはず。われわれ世代はセールをまったく無視するのか、それともセールの恩恵に預かるのか。
最近の傾向として、年々前倒しになっているセール。年内にもプレセール、シークレットセール、フライングセールなど呼び方は違えどセールはセール。
メディアでも話題になるほど百貨店のセール初日には何千人という人が並ぶ。こういう中に入って目的の物をゲットできるのか些か疑問だ。
われわれはこのようなセールは無視してよい。セールの本質がわかれば買わなくねいい物、損する物が浮き彫りになる。
セールの現実は余り物を安くても売ることで成り立っている。利益が低くなっても残すよりマシだという考えだ。
安いからといって飛びつくと、シーズン割れした過去の遺物を買ってしまうことになる。売り手の罠に引っかかったということだ。
シーズン物は確実にセール対象となるから安くても買う対象から外す。本当に欲しい場合は別だが。
売れて残った商品がまばらだと見栄えが悪いので、セール後半は他店舗から送られてくる余った商品を並べる。
また、多くはないがセール用に作られた商品がある。これも見極めるなくてはならない。
通常30%オフなのにある商品に限っては70%という目を引く値引きがなされている。要注意てある。在庫処分の対象だからだ。
ここまででセールのあらましがわかってもらえたと思う。セールは買う側が得するだけではない。売る側も必死なのだ。
もしメンバーズカード、顧客カード、〇〇会員、そしてメンバーアプリなどショップの特典を受けられるのならば、セールも対象になることが多い。
本はセールより前にシークレットセールなど一足早いセールに参加できる。DM、メール、アプリから告知が来るはずなので確かめておく。
ただ事前のセールだからといっても値引き率は本セールと変わらないことが多い。この特典は「なくならないうちに割引価格でどうぞ」という意味である。
普段は二の足を踏む大物(高額な物)を買うのは手である。10万円のジャケットが30%なら7万円である。高いか安いを懐と検討てしても悪くはない。但し品質を良く確かめることは言うまでもないことだ。
セールで間違いやすいのはサイズ違いである。試着ご混み合っている状況の中で適切なサイズを探すの難しい。これには事前調査が必要になる。
予めターゲットの商品のサイズや価格、在庫を確認しておく。恥ずかしがっていてはダメだ。欲しい物をゲットするにはこのくらいのことをすべきだし、高額商品ならば失敗は許されない。
セールは初日から3日目が混む。その後を狙う。もしお目当の商品がなければ運がなかったと思って諦めが肝心だ。他の物を気を取られてはいけない。
セールの現実と対策をざっくりと説明した。本格的にセールを利用しようとするなら、ショップのメンバーになることが好ましい。
最後にセールのことを書いたが、セールを利用するのは、できればプロパー(正規価格)で定番ものを揃えてからでも遅くはない。お洒落初心者はセールで失敗することのないよう十分気をつけて欲しい。