スタイリストの金子マサオです。
寒くなってきました。つい先頃までは20℃あった最高気温はそれ以下の日が続いています。
乾燥もしているので風邪など引かぬように気をつけてください。
これから寒さをしのぐ絶品アイテムをご紹介していきます。
手袋(グローブ)には皮革やウール、ナイロンの中綿製など素材的にも様々なものがあります。
でもやっぱり、大人の男はレザーグローブで決めたいですね。
そんなレザーグローブにもいろいろあって、ノーライニングやライニングがシルクの薄手のものからカシミヤを使った厚手のものまであります。
もちろん価格も多岐にわたります。
例えば、革製品と言えば、一番高価と言われるブランド、エルメスが思い浮かびますが、ここのグローブはラムスキンで約10万円。
因みに皮革製品は革の種類で価格がぐっと異なってきます。
一般的には*グローブの素材で一番高価で希少と言われているのがペッカリーです。肉厚の革はぼってりとしていてラムスキンとは対照的です。一枚革のライニングなしでも大丈夫。存在感のある革です。
デンツ(DENTS)
ラムスキンの代表格がエルメスのグローブならば ペッカリーの代表格は英国のデンツです。ラムスキンはエレガント、ペッカリーはワイルドな印象を与えます。
写真上 デンツのグローブ価格は、ペッカリー・ノーライニングで55,080円。写真下 ヘアシープ(羊革)ノーライニング・タッチパネル対応で22,680円(共に税込)。
https://www.mashimo-onlineshop.com/smp/list.php?type=class&scat=223986
色も多彩です。但し濃い色をお勧めします。濃い色だと汚れが目立ちにくいからです。黒かこげ茶。イエローのきれいなものもあるのですが、経年変化でどうなるかで好みの分かれるところです。
この革の特徴としては、ツヤなしのマットでシボが大きく凹凸が目立ちます。さらに手を入れると革が手に張り付くようなしっとりとした保湿感があります。カシミヤのライニングには敵いませんが、ペッカリーの一枚革は保温性も充分あります。
イタリアからは2点ご紹介します。まずはカリデイ(CARIDEI)。1860年創業という超老舗のグローブ専業のファクトリーです。
ラムスキンの柔らかなグローブは着け心地がとてもいい。また、タッチパネル対応のグローブなのでスマホを操作する時、グローブを外さなくてもいいのが嬉しい。
価格は他のメーカーに比べ多少買いやすい設定です。クオリティは価格に反映されると言われますが、ここはコストパフォーマンスがいいのも特徴です。
メローラ(MEROLA)
もう一点は高級グローブメーカーのメローラ(MEROLA)をご紹介。ペッカリー、ナッパレザーからカピパラまでと品揃えは豊富です。
ここはグローブとネクタイの専門ファクトリー。イタリアにはこういうアイテムごとに専業化にされているファクトリーがたくさんあります。
写真上 ペッカリー、カシミヤライニングで39,960円(税込)。写真下 ナッパレザー、カシミヤライニングで17,280円(税込)。
MEROLA/メローラ公式サイト ハンドメイド高級レザーグローブ](https://merola.jp/products/list.php?category_id=19)
*一般的と言ったのは例外があるからです。それはエルメスが出しているクロコダイルのグローブ。誰が実用で使うのかは知りませんが、そこはエルメス。作ってしまうのですね。こういうものを。我々は飾られたこのグローブを見てため息をつくくらいしかできないのだろうと思います。
ちなみにこちらの商品は、銀座のメゾンエルメスB1のショーウィンドウに飾られています。ご興味のある方は足を運んでご覧ください。価格は56万5000円(税抜)。
CAUSSE(コース)
こちらはフランスのグローブメーカーで、GUCCI、CHANEL、HERMESなどラグジュアリーブランドのOEMを請け負っています。
自社工房で作られるグローブは、最高級の素材を立体裁断し、縫製されますので、着け心地は最高。ゆえに世界中から絶大な支持を集めているグローブメーカーと言われるのは納得です。
写真上 ペッカリー、ノーライニングで59,400円。写真下 ナッパレザーのノーライニングで32,400円(共に税込)。