こんにちは。金子マサオです。
以前、成功していることで名を馳せた方がいらっしゃいました。車はベントレーを持ち、六本木ヒルズに住み、インテリアはベルサーチに囲まれていました。
ここまでは良くある成功談のように思いますが、私が見ていたのは彼が着ていたシャツでした。
こんなに裕福な生活を披露しているのに、シャツがうん千円のとてもお洒落とは言い難いものだった。
ここで彼の豊かさが本物ではないなあと思いました。拘りは細部まで意識しないとバランスが崩れてしまうのです。
彼の拘りはパフォーマンスだった。決してお洒落ないい暮らしをしているようには見えなくなりました。
また他の人は、ブルガリの時計をしているのにズボンはシワだらけ、靴は踵がすり減っている。ブルガリの時計の分、靴やスーツに回してもいいのでは?と思ってしまいます。
お金持ちでなくてはすべて高価なもので揃えるには限界があります。
しかし、お金があってもお洒落な人にはなれません。お金でお洒落は買えないのです。
お洒落は全体の雰囲気があるかどうかで決まります。この「全体」というところがポイントです。
他人はあなたを見るときに初めは顔などのパーツを見て、次に全体を見渡します。この時のイメージが重要になってくるのです。
あなたのオーラを含めて、その人が持っている雰囲気や性格までも身につけているもので判断されてしまうことがあります。
一流のホテルマンはお客様の持っているコートの質感だけで相手を判断すると言われています。
自意識過剰ではなく、意識の片隅にでも他人に見られていることにもっと注意するべきかもしれません。