セールが収束し(終わってないけど、実質終わっている)、明日以降、喧騒はなくなるだろうか。ショップのハンガーラックも寂しくなってきた。
ショップは面白味がない。こんな時こそクローゼットの見直しをしてみるには最適だ。
今までに溜め込んだ服を処分する。処分が嫌ならメルカリなりラクマなりに売りに出す。
50代60代になってもしや30歳くらいの遺物を持っている人もいるんじゃないの?
そんなことやっているからダサままなのだ。
ハッキリ言って昔から変わらぬ服、似たような服を着ていることがダメダメなんだ。
オッサン、ジジイがジジイ服を着るからダサくなる。年以上のジジイに見られる。
どこに行けばカッコ良くなれる服があるかを知ること。知らなければ先には進めない。
年齢がいくとお仕立て券という贈り物が来る場人もいるだろう。これは百貨店のオーダーのお仕立て券であることがほとんど。
さて、百貨店での買い物はお勧めしていなかった。百貨店のお仕立てではカッコよくなれない。なぜか? 日本的な独特の古さが感じられるからだ。
スーツの聖地イギリスでも歴史ととも現代の仕様になっているけれど、こちらではできていない。
これはオーダースーツに限ったことではなく既製服でも同じである。
みなさんはあまり関心があるかどうかわからないが、アパレル産業は今瀕死の状態なのだ。
特に百貨店で商売をしてきた大手アパレルメーカーが低迷している。
今アパレルの舞台は百貨店から離れている。EC(ネット通販)が伸びていて近い将来、リアルとネットが逆転する可能性もある。
多分に作り手側より消費者が利口になったのだと思う。
シーズンインにプロパー(セール前の価格)で買うことの意味をどこまで正当化できるのか。
「どうせセールで安くなるじゃん」と、アパレル産業の戦略がバレた今、われわれはもっと賢く接することもできる。
だから一着の服を買うことを簡単に考えてはいけない。
それが本当に必要なものなのかを自問すること。また、50代60代のわれわれが買ってもダサくならないショップを選ぶこと。服に纏わる様々なことを情報としてキャッチすること。ファッションは流行だけでない。ファッションは服の仕様だけでもない。
ファッションを見つめると社会情勢も垣間見える。ファッションに触れることによって、ライフスタイルを築く一助にすることができるのだ。