50代からのメンズファッション_masao

50代、シニア世代までのメンズ・スタイリング

50代60代、目指せ!普通のお洒落。普通のファッション。

 

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ファッションやお洒落という言葉には煌びやかなイメージ、派手なイメージが付き纏う。
ファッションショーやコレクション、映画のレッドカーペットイベント、音楽の祭典などでも衣装が注目されることからもファッションは華やかなイメージがあります。


こういう派手なイベントの一夜限りの衣装が躍るファッションと、われわれが目指しているファッションとは同じではありません。


ファッションやお洒落をすることが華やかで派手で煌びやかなだけだったら、われわれはお洒落をする意味はないのです。


ハイブランドのコレクションに出てくるような服は非日常的な要素を多分に含んでいます。服はデザインされるものという考え方からファッションが生まれています。


また、こういったコレクションの服(衣装に近い)の他に過多なデザインのされた服もわれわれの求めているファッションやお洒落とは違います。


われわれは日常の中で半歩先になるくらいのファッション、普通のお洒落を目指します。


「普通」という言葉をイメージするのは難しいければ、「ベーシック」「シンプル」ということを包含する言葉だと思っていただければいいでしょう。


アイテムを考えてみるとわかりやすいと思います。


コートの代表はチェスターフィールドコートやトレンチコート。もちろんクラシカルなもの、トレンドを意識したもの、デザイナーの個性があってもいい。しかし、基本はオーセンティックであることが必須です。


ハイブランドで言えば「トムフォード」の服がとてもわかりやすいでしょう。このブランドはクラシカルな要素と個性がバランス良く表現されています。


写真のグレースーツは立体的なウエストのシェイプ、それとこのブランドの特徴と言える大きなピークドラペルがクラシカルな印象を与えています。

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何がクラシカルで何がオーセンティックな服なのかを知らなければ、「普通のお洒落」はできません。奇抜ではなく質素であるにもかかわらず、突き抜けたカッコ良さ。これは真摯な服作りを通して表現されている証です。

 

トムフォードのような高級スーツとまではいかないまでも、普通にお洒落ができるブランドも多数あります。

 

私は、「お洒落をしてます!」という意気込みがあるお洒落よりも「なんだかお洒落だなあ」くらいの印象の方が本当にお洒落なんだと思います。

 

50代60代だからと言って、別に高級品を持つ必要はないのです。ただトムフォードのような世界観のあるブランド、メーカーをご自身で探して、自分に合う「普通」にカッコいいお洒落を身につけてください。