年を重ねたオヤジやジジイがついつい遊び心でコーディネートをすると全身の見た目が変な方向に行ってしまうことがある。
遊び心はあってもいい。けれどファッション初心者がコーディネートをするときには過剰な組み合わせを避けたい。
例えばスーツ。いつもよりお洒落に着こなしたがためネクタイ、チーフ、ネクタイピンとどれも盛り込んでしまう。シンプルなネクタイでちょっとだけ遊ぶというのならわかるが…。
スーツ 、ネクタイ、チーフはそれぞれ色味を統一することで全身のバランスが取れるものだ。
ファッション初心者はお洒落の「遊び心」には注意したい。シンプル・イズ・ベストがいい。
この「シンプル」にするということがお洒落初心者には難しいらしい。どうしてもスーツ、ネクタイ、チーツの3つの色味を統一することができていない。
それぞれのでコーディネートに連続性をもたせることが大切なのだ。例えば、ネイビースーツ×ネイビー系のレジメンタルタイ、チーフもネイビー系。
もちろん、チーフを白に変えることもできる。
チーフだけ色味が違うけれど、白は万能色と考えていい。
ちょっと改まったシチュエーション(プレゼン、商談)では白のチーフがいいだろう。派手すぎてもダメ。抑えためファッションがビジネスには適している。
カジュアルスタイルでも「遊び」が過ぎると変なコーディネートになる恐れがある。お洒落初心者はなぜかブランドアイコンが好きらしい。
大きなロゴの入ったもの。例えばベルトのバックル、ロゴ入りスニーカー、バッグ…。なぜこういうアイテムを使うとコーディネートが変になるのか?
それは全身のバランスが崩れるからである。
皆さんはアイテムに刻まれたロゴが相当に主張があることを甘く見過ぎている。
ブランド物のロゴは誰でもが知っているものほど主張が強い。
一点だけこういうものを盛り込んでも、全身のバランスが崩れるだけである。
コーディネートは頭から爪先まで全身のバランスで成り立つ。ベルトのバックルだけブランド物のロゴが目立つようではバランスを崩す。
やはりファッション初心者は、盛り過ぎることを考慮に入れると、シンプルよりもミニマムを意識するくらいがちょうどいいかもしれない。その方がバランスが取りやすいと思う。
もっと言えば、チーフはなし。スーツにネクタイだけでもコーディネートに困ることはない。