正しいスーツを選ぼう!②
こんにちは。
金子マサオです。
引き続きスーツの正しい選び方です。
昨日は上着の後ろ姿の美しさについて書きました。
なかなか見ることができませんけれど、ショップに頼んででも見させてもらってください。
さて、上着の次はボトムスです。
上着が美しく見えるようになってもボトムス(パンツ)とのバランスが良くないと美しさも半減してしまいます。
パンツは裾丈の長さによってもバランスが違うので、購入する時は慎重になります。
裾丈の長さはパンツの裾幅に比例しています。裾幅が細ければ裾丈は短くてもいい。逆も然りです。
ではどのくらいの目安で裾丈を決めたらいいのか?
裾幅19センチ〜21センチくらいはハーフクッションまたはワンクッション。
19センチ以下はクッションなしでもOKです。
最近ではパンツの種類も多様で、ノータックからタック入りのパンツが増えてきました。タックがあると腰やお尻周りがゆったりして楽です。
また、タック入りはクラシックな雰囲気が漂います。ただ古い形ではなく、モダンとクラシックがミックスされて今風の形になっていると思っていただければいいです。
今までのノータックテーパードも格好いいですが、タック入りもお洒落に履きこなせます。
パンツの作りもいろいろあって、「サイドアジャスター付きベルトレス」もあります。
これなどはサスペンダー(ブレイシーズ)をして履くと着こなしの幅が広がりますね。
正しいスーツを選ぼう!
こんばんは。金子マサオてす。
皆さんはスーツをどのような服だと思っていますか?
スーツを制服や作業着のように思っているならば、それは間違いです。
スーツを着ることでカッコ良く見えないのは、スーツの選び方が間違っている証拠です。
スーツはビジネスシーンには欠かすことのできないアイテムです。
ほつれがあったり、破れているのは論外ですが、結構見かけることもあります。
スーツを選ぶとき、普通は試着して正面から鏡に映して似合ってるかを考えます。
スーツを自分で見るときには、鏡で見れば、正面、横は確認できますが、後ろ姿を確認することはできません。
しかし、スーツは後ろから見たときに本当の格好よさが出るのです。
大体、合っていないスーツは、肩甲骨あたりが浮いてしまっていることが多いです。
肩から肩甲骨、背中、ウエストあたりにきれいなドレープが入り、シワがなく、背中全体が美しく見えるのが間違いのないスーツと言えます。
後ろ姿がきれいに見えると、颯爽とした凛々しい雰囲気を醸し出してくれます。
男性のスーツは体型をカバーしくれて体を美しく見せてくれます。
出来れば後ろ姿にも気を配って、スーツ選びをしてみましょう。
生地ブランドに惑わされてはいけない。
こんばんは。
金子マサオです。
スーツの袖に付いている布のタグをご存知ですか?
これは生地の表示です。どこの生地メーカーのどんな生地が使われているかを表しています。
最近ではスーツだけでなく、コートにも付いていることがあります。
余談ですが、コートのタグを付けたままにしている人を見かけます。タグは外すのが当たり前です。
これら生地メーカーのタグで商品の差別化を図っていることでもあるのです。
高級な生地は価格が高くなります。
ここからが本題です。しかし、有名メーカーの生地タグがそのままスーツの品質になるとは限りません。
高級生地メーカー(ミル)のロロビアーナやエルメネジルドゼニアは、生地メーカーでもあり、アパレル業も営んでいてスーツなどの服を作るトータルブランドでもあります。
こういう謳い文句の広告を見かけます。
「エルメネジルドゼニア、ロロビアーナのスーツが〇万円。」
この広告だとあたかもエルメネジルドゼニアやロロビアーナが作っているスーツと思ってしまいます。
実はこれ正確に言うと、
「エルメネジルドゼニア、ロロビアーナの生地で作ったスーツが〇万円。」
だから中国製であってもいいわけです。生地はゼニアやロロビアーナですから。
ブランド信仰もあって、有名なものに飛びつく人が多いのは事実です。
スーツは生地の質も大切だけれど、同じくらい、いやそれ以上に「作り」が大切です。この国では「作り」を軽視する傾向があります。
だからイタリアではお仕立ての文化が今なお息づいているのです。
この品質の生地で仕立てたものが、そんな破格では手に入ると考える方がおかしい。
何を省いているのか?
作りです。簡易な方法で作ることで価格を抑えているのです。
われわれは作られた工程を見ることができないので、言われたことを信じるしかない。しかし、知らないことにつけ込むような商売は感心しません。
私たちがすべきことは知識を付けるしかない。知らないことをなくす努力をする。
もし広告に間違いがないと断言するならば、説明を求めてもいいわけです。
それよりも買う本人が満足ならば致し方ないのですが…。
こういう広告を出しているところに、「どんな工程で服をつくっていますか?」と聞いてみます。ちゃんと答えが帰ってくればいいのですが…。
リアルで服を買うということ。
こんばんは。
金子マサオです。
40代50代の男性が服を買う。
多くの方は百貨店の紳士服売り場か、紳士服専門店になるでしょうか。
今、服はどこでも買うことができます。先のお店の他にショッピングモールやセレクトショップ、ブランドショップなど。
われわれの周りには多くの服が溢れています。そんな中から自分に似合うものを探すのはとても労力がいるでしょう。
そこでネットショッピングの登場となったわけです。うちに居ながらにして買い物ができる。 煩わしいことがなくなりました。
さて、これで完璧な買い物ができるようになったのでしょうか。
まだまだもんだいは残っています。リアルなものを見られないので、サイズ感が不確かです。
ZOZOTWONではサイズを測定できるスーツを開発しました。やはりそれほどネットショッピングとサイズは相性が合わない表れでもあります。
若者世代には当たり前のネットショッピング。しかし、われわれはむしろリアルなものに囲まれて育ってきたという背景があります。
利便性だけでは全てを解決できるわけではない。
できることなら自分の目で足で手で感触を確かめて欲しいものです。
はじめは戸惑いもあるでしょう。恥ずかしさもあります。でも、お店に通ううちに知らずに服を見る目が養われてきます。
そして、かならず試着をします。実物を見てもサイズがわからないのが服です。
着てみてください。たくさん試着をしていくうちにどこのブランド、メーカーが自分に合うのかわかってくるものです。
きっとあなたにも似合う服はある!
こんばんは。
金子マサオです。
自分には似合う服がないと思っている。
似合う服がわからない。
このような否定的な思い込みや悩みを抱えている人がいます。
断言しておきましょう。似合う服がないこともないし、似合う服はわかるようになります。
男性のファッションを考えた場合、女性のファッションに比べてアイテム数は限られています。
女性がファッションで悩むのはアイテム数が多過ぎて(コーディネートできる幅が広過ぎる)いるからです。
男性の場合はこうではなくて、アイテムは限られているので、こういった悩みよりもむしろ、サイズ感や色の組み合わせでうまくいかないことと思われます。
サイズ感はとても大切で、体にフィットしていない服は野暮ったく見えます。
何回も書いているので、またかと思う人もいらっしゃるでしょう。
でも、格好よくお洒落に着こなしたいならば、サイズ感を無視することはできません。
似合う服を見つけるにはサイズを合わせることです。
また色の組み合わせで悩む人もいるでしょう。
多くの色を使い過ぎるとバランスを欠いてしまいます。
よくカラー診断というものがあります。
「あなたの似合う色を決める」というものです。決めて貰えれば楽になりますが…。
しかし、色には絶対外せないというものがあるし、年齢や体型などとともに似合うものも変化すると私は思っているのであまり推奨はしていません。
それよりも基本となる色を押さえるべきです。
スーツならばグレーとネイビー。
ジャケットパンならばネイビー系。
またこれからの季節にはブラウン系もいいでしょう。
ブラウン+ネイビーは非常に相性がいい組み合わせです。
こう考えると、似合う似合わないはそんなに悩むことでもないのです。
服はどう着こなすかです。
似合うものをあれこれ探すよりもファッションの基本を学んだ方が速いでしょう。
オンラインでファッションが学べる!
大山旬の「メンズファッションスクール」
https://so-school.tokyo/lp1/
メンズ既製服の3大ブランド
こんばんは。
金子マサオです。
最高で最強の既製服ぶはどこか?
価格は高いが一度は着てみたいそんなブランドの服を取り上げてみました。
<チェザレ・アットリーニ>
言わずと知れたナポリの既製服の名店。世界でここの服をモデルに研究している多くのブランドがあるくらいです。
まさに一流の作りとはどんなものかを理解したいのはわれわれも同じでしょう。
カッティング、アイロンワーク、縫製など作りの原点を頑なまでに守っていることも多くの支持者を得ている理由です。
日本ではセレクトショップ、百貨店で購入が可能。しかし、それぞれのショップでは出しているモデルが違ってくるので、試着してみること。
また、青山の骨董通り裏にチェザレ・アットリーニだけを扱うディエトロ レ クインテがあります。http://boq.jp/2017/10/dietro-le-quinte/
<キートン>
ナポリ最大の工場を持つやはり最高峰のスーツを作るメーカーです。
「世界一美しい服」を標榜してチロ・パオーネが創業しました。
創業時には、先ほどのチェザレ・アットリーニがモデリストとして、エンリコ・イザイア、カルロ・バルバラという錚々たるメンバーが集いました。
世界一美しい服は最高級の生地で仕立てられています。また、見た目だけではなく中身も凄い。
スーツやジャケットは外身とは別に、形を整えるためいろいろな副素材が使われています。その一つ一つに最高の素材を使っています。
見た目ではわからない所にも一流の拘りがあるのです。
<ブリオーニ>
メンズ初のショー形式でコレクションを発表した初めてのブランド。
ローマンスタイルを現在も守り続けているブリオーニ。熟練した職人が仕立てる服は細部まで手仕事で作られています。
ラペルの美しいロールは手仕事の為せる技。これを可能にしているのが、ラペルに八の字でステッチを入れることで完成されいます。
ハ刺しと言われる工程です。
ブリオーニの服は、これら繊細な作業をすべて手仕事でしています。
最高級の素材と最高峰の手仕事が見事融合して、ブリオーニの服かも形づくられているのです。
ブリオーニの服はナポリのアットリーニやキートンと違い、肩パットを入れていかにも男らしい服になっています。
これらメンズプレタの最高峰を着こなすにはそれ相応の覚悟(⁉︎)がいるでしょう。生半可なことでは服に負けてしまいます。
まず、高価だからと言って気持ちで圧倒されないこと。とても繊細な服なので丁寧に扱うこと。
着ていくうちに既製服の概念が壊れるほど体に馴染んできます。機会がありましたら是非お試しください。
究極の服選び3 スーツマスターへの道
おはようございます。金子マサオです。
大袈裟なタイトルを付けてしまいました。でも、ビジネスシーンではスーツは必須アイテム。
間違いだらけのスーツ選びをしている方が多く見られるので、敢えて大袈裟過ぎるタイトルに。
スーツはオーダーであろうが既製服(吊るし)であろうが、体にフィットしていること、サイズ感が一番大切なことです。
フィット感を理解するのはなかなか難しい。私が言っているフィット感とかサイズ感と、皆さんが考えていらっしゃるものとは大きな隔たりがあるように思います。
ビジネスパーソンとして活動してきた今日まで、スーツのフィット感やサイズ感を考えて購してきたでしょうか?
多くの方はオーダーならば、サンプル服(ゲージ服)を何も考えずに袖を通してきたのではないでしょうか?
その中で一番しっくりするものを選ぶ。当たり前の行為です。
ここで大きな問題が…。
このサンプル服自体が変な形をしていたら、どうでしょう。
体に合っているとは、スーツ姿が美しく見えることです。
何もそこまで拘らなくてもと思った方、スーツを制服や作業着と捉えていませんか?
否、どちらでもありませんよ。
スーツは自己を表現する大切なものです。
間違ったままの着こなしでも満足しているのならそれでいいでしょう。
でも、このブログを読んでくださっている方は、少しでも格好よくなりたい、お洒落になりたいと向上心のある方だと思っています。
大きめのダブダブなスーツからサヨナラして、スタイリッシュなスーツを着てみてください。
きっと今までに経験したことのない違和感とともに見違える自分を発見できるはずです。