50代からのメンズファッション_masao

50代、シニア世代までのメンズ・スタイリング

正しい靴の選び方。

 

 

こんにちは。
金子マサオです。


「正しいスーツを選ぼう」ではスーツの上着とパンツの選び方について書きました。


今回は靴です。中でもドレスシューズを取り上げでみましょう。


皆さんは、ファッションで靴の大切さをご存知でしょうか。


「お洒落は足元から」と言われるように靴はファッションにおいて重要度が高いのです。


上のフレーズは、お洒落は足の爪先から頭の天辺まで完璧にならないといけないいう例えであります。 


結構、無理難題を言ってますよね。


だから、まずは足元をきちっと固めることがとても大切なのです。


もう一つ例えを。


海外一流ホテルのドアマンは、お客の靴を見て、その人の質を見定めていると言われています。


いくら偉ぶっていてもく靴が汚かったらダメということです。


ついでにもうに一つ格言を。

 

f:id:maxxkun:20180826143120j:image

 

ベルルッティという高級靴の3代目当主オルガ・ベルルッティ曰く「靴を磨きなさい。そして自分を磨きなさい」


皆さんは靴をご自身で磨いていますか?


長い間靴を磨いてなかったら、是非この機会に磨いてみてください。

 

 

f:id:maxxkun:20180826132340j:image
さて、前置きが長くなってしまいましたが、最初に揃えたいドレスシューズは何かときかれれば、間違いなく黒の内羽根式ストレートチップです。

 

 

 

なぜかというと、この靴は冠婚葬祭のフォーマルなシーンからビジネスシーンでも広範囲に使用できるからです。

 

 

f:id:maxxkun:20180826132457j:image

もう一つの選択肢は黒のキャップトゥ。
こちらはビジネスシーンには最適です。

 

f:id:maxxkun:20180826132509j:image

次は形ではなく、色を変えてみます。
茶系のものを一足揃えましょう。

 

 

 

 

 

f:id:maxxkun:20180826132520j:image

先が尖って上を向いていドレスシューズは私の中ではあり得ません。


なぜそのような靴が跋扈しているのか不思議でならないのですが…。


こういうオーセンティックなものとは対極にあるものは避けるべきです。

究極の服選び4 ファッションの力

 

 

f:id:maxxkun:20180825075424j:image

 

おはようございます。
スタイリストの金子マサオです。


皆さんはファッションを通してどのような未来を描いているでしょうか?


ファッションを学んだり、着こなしを覚えたりして、その先にある目標はなんなのでしょう。


ファッションは自分を変えることができる力があります。


例えば、ファッションを整えたことで異性にモテた経験のある方、私を含め少なからずいるのではないでしょうか。


何故こんな話から始めたかというと、お洒落になるための動機が知りたかったからです。 


目標や目的を持たずにお洒落をするのでは趣味の範疇から抜け出せません。


ここで皆さんとともに考えているのは、ビジネスやプライベートでもファッションを活かして、人生の役に立てるツールとすることです。


道具を使うには何らかの目的があります。


ファッションだって同じことです。


士業の方がファッションを整えたいと思って、いろいろと試行錯誤してみた結果、ジャケット+パンツの着こなしが堅くなくて親しみが湧くのではという結論に至りました。


その方はどうなったでしょう。


ジャケット+パンツの着こなしはビジネスカジュアルです。


士業というイメージから言うと、軽くなりすぎてしまいかねない危険があります。


決してスーツスタイルが堅くなるのではなく、堅くならず親しみが持てたりする着こなしはいくらでもできます。


ファッションのパワーをツールにすることで注意したいのは、一度ついたイメージはなかなか払拭できないということです。

 


このファッションの危ない側面を意識しつつ、最大限にファッションのプラスのエネルギーを活用していってください。


 

正しいスーツを選ぼう!②

こんにちは。
金子マサオです。


引き続きスーツの正しい選び方です。


昨日は上着の後ろ姿の美しさについて書きました。


なかなか見ることができませんけれど、ショップに頼んででも見させてもらってください。


さて、上着の次はボトムスです。


上着が美しく見えるようになってもボトムス(パンツ)とのバランスが良くないと美しさも半減してしまいます。


パンツは裾丈の長さによってもバランスが違うので、購入する時は慎重になります。


裾丈の長さはパンツの裾幅に比例しています。裾幅が細ければ裾丈は短くてもいい。逆も然りです。


ではどのくらいの目安で裾丈を決めたらいいのか?


裾幅19センチ〜21センチくらいはハーフクッションまたはワンクッション。 


19センチ以下はクッションなしでもOKです。

 

 

f:id:maxxkun:20180821153415j:image

 


最近ではパンツの種類も多様で、ノータックからタック入りのパンツが増えてきました。タックがあると腰やお尻周りがゆったりして楽です。

 

 

 

また、タック入りはクラシックな雰囲気が漂います。ただ古い形ではなく、モダンとクラシックがミックスされて今風の形になっていると思っていただければいいです。


今までのノータックテーパードも格好いいですが、タック入りもお洒落に履きこなせます。


パンツの作りもいろいろあって、「サイドアジャスター付きベルトレス」もあります。

 

 

f:id:maxxkun:20180821153522j:image
これなどはサスペンダー(ブレイシーズ)をして履くと着こなしの幅が広がりますね。

 

 

正しいスーツを選ぼう!

こんばんは。金子マサオてす。


皆さんはスーツをどのような服だと思っていますか?


スーツを制服や作業着のように思っているならば、それは間違いです。

 


スーツを着ることでカッコ良く見えないのは、スーツの選び方が間違っている証拠です。

 


スーツはビジネスシーンには欠かすことのできないアイテムです。

 


ほつれがあったり、破れているのは論外ですが、結構見かけることもあります。


スーツを選ぶとき、普通は試着して正面から鏡に映して似合ってるかを考えます。


スーツを自分で見るときには、鏡で見れば、正面、横は確認できますが、後ろ姿を確認することはできません。


しかし、スーツは後ろから見たときに本当の格好よさが出るのです。

 

f:id:maxxkun:20180819194522j:image


大体、合っていないスーツは、肩甲骨あたりが浮いてしまっていることが多いです。

 

 

f:id:maxxkun:20180819194723j:image

 

肩から肩甲骨、背中、ウエストあたりにきれいなドレープが入り、シワがなく、背中全体が美しく見えるのが間違いのないスーツと言えます。

 

後ろ姿がきれいに見えると、颯爽とした凛々しい雰囲気を醸し出してくれます。


男性のスーツは体型をカバーしくれて体を美しく見せてくれます。


出来れば後ろ姿にも気を配って、スーツ選びをしてみましょう。

 

生地ブランドに惑わされてはいけない。

 

f:id:maxxkun:20180815184014j:imagef:id:maxxkun:20180815183959j:image

 

こんばんは。
金子マサオです。


スーツの袖に付いている布のタグをご存知ですか?


これは生地の表示です。どこの生地メーカーのどんな生地が使われているかを表しています。


最近ではスーツだけでなく、コートにも付いていることがあります。


余談ですが、コートのタグを付けたままにしている人を見かけます。タグは外すのが当たり前です。


これら生地メーカーのタグで商品の差別化を図っていることでもあるのです。


高級な生地は価格が高くなります。


ここからが本題です。しかし、有名メーカーの生地タグがそのままスーツの品質になるとは限りません。


高級生地メーカー(ミル)のロロビアーナやエルメネジルドゼニアは、生地メーカーでもあり、アパレル業も営んでいてスーツなどの服を作るトータルブランドでもあります。


こういう謳い文句の広告を見かけます。
「エルメネジルドゼニア、ロロビアーナのスーツが〇万円。」
この広告だとあたかもエルメネジルドゼニアやロロビアーナが作っているスーツと思ってしまいます。


実はこれ正確に言うと、
「エルメネジルドゼニア、ロロビアーナの生地で作ったスーツが〇万円。」


だから中国製であってもいいわけです。生地はゼニアやロロビアーナですから。


ブランド信仰もあって、有名なものに飛びつく人が多いのは事実です。


スーツは生地の質も大切だけれど、同じくらい、いやそれ以上に「作り」が大切です。この国では「作り」を軽視する傾向があります。


だからイタリアではお仕立ての文化が今なお息づいているのです。


この品質の生地で仕立てたものが、そんな破格では手に入ると考える方がおかしい。


何を省いているのか?


作りです。簡易な方法で作ることで価格を抑えているのです。


われわれは作られた工程を見ることができないので、言われたことを信じるしかない。しかし、知らないことにつけ込むような商売は感心しません。


私たちがすべきことは知識を付けるしかない。知らないことをなくす努力をする。


もし広告に間違いがないと断言するならば、説明を求めてもいいわけです。


それよりも買う本人が満足ならば致し方ないのですが…。


こういう広告を出しているところに、「どんな工程で服をつくっていますか?」と聞いてみます。ちゃんと答えが帰ってくればいいのですが…。


 

リアルで服を買うということ。

f:id:maxxkun:20180814232516j:image


こんばんは。
金子マサオです。


40代50代の男性が服を買う。
多くの方は百貨店の紳士服売り場か、紳士服専門店になるでしょうか。


今、服はどこでも買うことができます。先のお店の他にショッピングモールやセレクトショップ、ブランドショップなど。


われわれの周りには多くの服が溢れています。そんな中から自分に似合うものを探すのはとても労力がいるでしょう。


そこでネットショッピングの登場となったわけです。うちに居ながらにして買い物ができる。 煩わしいことがなくなりました。


さて、これで完璧な買い物ができるようになったのでしょうか。


まだまだもんだいは残っています。リアルなものを見られないので、サイズ感が不確かです。


ZOZOTWONではサイズを測定できるスーツを開発しました。やはりそれほどネットショッピングとサイズは相性が合わない表れでもあります。


若者世代には当たり前のネットショッピング。しかし、われわれはむしろリアルなものに囲まれて育ってきたという背景があります。


利便性だけでは全てを解決できるわけではない。


できることなら自分の目で足で手で感触を確かめて欲しいものです。


はじめは戸惑いもあるでしょう。恥ずかしさもあります。でも、お店に通ううちに知らずに服を見る目が養われてきます。


そして、かならず試着をします。実物を見てもサイズがわからないのが服です。


着てみてください。たくさん試着をしていくうちにどこのブランド、メーカーが自分に合うのかわかってくるものです。

 


 

きっとあなたにも似合う服はある!

f:id:maxxkun:20180813232226j:image

 

こんばんは。
金子マサオです。


自分には似合う服がないと思っている。
似合う服がわからない。


このような否定的な思い込みや悩みを抱えている人がいます。


断言しておきましょう。似合う服がないこともないし、似合う服はわかるようになります。


男性のファッションを考えた場合、女性のファッションに比べてアイテム数は限られています。


女性がファッションで悩むのはアイテム数が多過ぎて(コーディネートできる幅が広過ぎる)いるからです。


男性の場合はこうではなくて、アイテムは限られているので、こういった悩みよりもむしろ、サイズ感や色の組み合わせでうまくいかないことと思われます。


サイズ感はとても大切で、体にフィットしていない服は野暮ったく見えます。


何回も書いているので、またかと思う人もいらっしゃるでしょう。


でも、格好よくお洒落に着こなしたいならば、サイズ感を無視することはできません。


似合う服を見つけるにはサイズを合わせることです。

 


また色の組み合わせで悩む人もいるでしょう。


多くの色を使い過ぎるとバランスを欠いてしまいます。


よくカラー診断というものがあります。
「あなたの似合う色を決める」というものです。決めて貰えれば楽になりますが…。

 


しかし、色には絶対外せないというものがあるし、年齢や体型などとともに似合うものも変化すると私は思っているのであまり推奨はしていません。


それよりも基本となる色を押さえるべきです。


スーツならばグレーとネイビー。
ジャケットパンならばネイビー系。
またこれからの季節にはブラウン系もいいでしょう。
ブラウン+ネイビーは非常に相性がいい組み合わせです。


こう考えると、似合う似合わないはそんなに悩むことでもないのです。


服はどう着こなすかです。
似合うものをあれこれ探すよりもファッションの基本を学んだ方が速いでしょう。


オンラインでファッションが学べる!
大山旬の「メンズファッションスクール」
https://so-school.tokyo/lp1/