雨の日が続く。折角晴れだったのにだんだんと空が暗くなって行く。雨粒とぽつりと頬に触れた。
犬の散歩も大変だ。気まぐれな天気に悩まされる。
土砂降りならば諦めもつくが、曇りくらいならと外に出る。霧のような雨が降っていた。
仕事の行き帰りでも傘を持たずに出てしまって、雨に降られ、仕方なくコンビニでビニール傘を買う。
しかし、私はビニール傘が嫌いだ。
便利なのはわかっている。透明なビニールだから前方が見えて安全だし、上の状況を解決してくれる。外国人が好きなのも納得がいく。
しかし、実用とは裏腹にファッションセンスがまるで感じられないのだ。
おしゃれな人はビニール傘を持たない。
全身おしゃれに決めていたとしても、ビニール傘1つ持っていることでおしゃれ度はグンと下がる。
ビニール傘ならば500円くらいなので、失くしてもいいという心理が働いく。
前原光榮商店
一方、ある程度高価な傘になると失くしたくない。壊したくないと思って丁寧に扱うことになるだろう。
おしゃれはモノの大切さを知ることでもあるのだ。
いったんモノをいい加減に扱いだすと、こんなものでいいや思い雑にしてしまう。
おしゃれな人はモノに愛を注ぎ出来るだけ長く使う。私はこっちの人になっていきたいと思っている。
ファックスアンブレラ