コロナ禍でアパレル企業が苦戦しています。例年だと7月初頭からセールになるところを前倒ししてます。
初夏物を売る機会がコロナの影響でなくなってしまったので、ダブついた初夏物をセールしているのです。
また、引きずられるように盛夏物の投入も遅れ、本当にプロパー(希望小売価格)で売れる機会も縮小されてしまいました。
こんな状況のなかで、われわれ消費者はどうSALEに臨むのか。
まずはSALEの本質をみてみましょう。
当たり前のことですが、企業は利益を上げなくてはなりません。
アパレル企業も同じです。
毎シーズン売れ残った商品をSALE品として、店頭に並べます。
もちろん、早く並べられた商品は人気があったけれど、残ってしまった可能性の高いものです。
こんなモノを手に入れるためには、それなりのことをしなくてはなりません。
それは企業に貢献することです。簡単に言うと商品を買うこと。
たくさん商品を買ってくれる人は企業にとって宝です。だからサービスをしてくれます。
特にSALEの時はいち早く買い物ができるようにと、プレセール(SALE前のSALE)に誘ってくれます。
顧客はいいものから選べるというわけです。
顧客ではない人は後回しになります。
こんなわれわれ顧客ではない人は、SALE品の余りモノから選ばなくてはならないのです。
正直な話し、このセール品の中には一年遅れのモノも混ざっています。
セールで買うならば、それなりの顧客でなくてはおいしさは味わえないのです。