ブランドロゴがわからないバッグ
こんばんは。金子マサオです。
風が強い1日でした。
今日は重大な発表がありました。
自分の身は自分で守るということを考えさせられる日でもありました。
さて、今日は「バッグ」のことについて書きました。
あらゆるブランドがバッグを揃えています。
バッグブランドを始め、靴のブランドだったところもバッグをたくさん出しています。
名靴で有名なベルルッティもバッグを出しています。バッグブランドだったと勘違いしている人もいるくらいバッグが浸透しているようです。
ではなぜ多くのブランドがバッグをリリースするのでしょう。
バッグは服や靴に比べて、体型・足のサイズを気にしなくてもいいからです。
品揃えや商品の展開に服や靴ほど気を使わなくてもいいということです。
これら売り手の戦略、心理です。一方で買う側はどうなのでしょう。
服や靴との大きな違いは持っているバッグでブランドを主張できることです。
服や靴はロゴが目立つように入っていないと他人にはどこのブランドなのかはわかりません。
ブランドロゴが目立つ服は少ないし、服の裏側のタグを見せて歩くことないでしょう。
ところがバッグはブランドロゴがしっかりと目立つように入っているものがほとんどです。
ブランド側は自分のところのバッグを持ち歩いて欲しいし、購入者はブランドバッグを持っていることを主張したいと思っています。
売り手と買い手の両者の利益が一致します。
バッグと同等に財布も同じです。
これは「着る履く物」と「持つ物」の相違です。
こういうことを考えながらファッションに向き合っていると、シニア世代はブランドロゴの入った物を持ち歩くことが必ずしもお洒落だとは言いにくいのではないでしょうか。
ブランド物を持っていることの優越感や自意識は却ってお洒落の邪魔をしていると思うのです。
外面だけでブランドに頼り過ぎず、本物(オーセンティック)な物を敢えて持つことが大人の真のお洒落ではないでしょうか。