服を買う。好きな服を買う。
別に悪いことではない。
誰も咎めはしない。
個人の自由だからだ。
しかし、50代60代のわれわれが今後、服を買うならば、服に「投資」することをお勧めする。
ただ漫然と好きな服を買うだけでは投資とは呼ばない。好きな服を自分の為に買うことは普通みんながやっていることである。
服に投資するというは、それなりのリターンを求めることである。
われわれはプラスになるだろうリターンを期待して投資する。株やFX、ビットコインなどの投資と何ら変わることはない。では服の場合のリターンとは何か?
それは服を着ることによって自分をより良く見せられることだ。
その場合、選ぶ服は好き嫌いの範疇では収まらないのは当然と言える。
この投資として服を選択するならば、選ばれる服は限られてくる。
それらが、われわれ50代60代の着るべき服となるのだ。
どんな服が投資の対象となるのだろう。
簡単に記すると、オーセンティックな服。上質で品性のある服である。
また、安価なのに作りがいい。価格がそうでもないのに、堅実な作りをしているところの服。
ここで勘違いして欲しくないのは、高額な服ではではないということだ。
いわゆるハイブランドの高価な服だからと言って、すべてがわれわれの目的に叶うものとは限らないし、大金持ちでもないわれわれがすべてをブランド物で揃えるのは不可能である。
逆に低価格でも掘り出し物と言えるファッションアイテムは少なくない。
例えば、3000円、1000円の靴下よりもスーパーの499円の靴下の方が優れていることもある。
また、価格面で見ると、ユニクロの990円のインナーアイテムも捨てがたい。
その商品のどこに重きを置くかで、選ぶものは当然違ってくる。「投資」を意識しながらベストバイを心掛けていく。
50代60代に必要な投資対象は、失敗しないもの。リスクが極力小さいものであること。
冒険をしなくてつまらないのでは?
同じようなアイテムばかりにならないか?
おっしゃる通りだ。しかし、リスクの小さなものでも振り幅はある。限られた中でも冒険はできるし、考えられることはたくさんある。
ファッションで今の自分以上を映し出すためには、熟慮して最適な服を選ぶことである。
ファッションでセンス良く外見を装えば、ビジネスでもプライベートでも多くのメリットが出るはずだ。