50代からのメンズファッション_masao

50代、シニア世代までのメンズ・スタイリング

50代60代、スーツを肩で着るか腹で着るか。メタボ体型のスーツ選び

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50代60代、細い人の問題は少ないだろうが、メタボ体型になってしまった御仁は、服のサイズに苦労しているのではないだろうか?


今まで持っていた服はサイズが小さくなってしまった。新たに新調しようと思うが、サイズを選ぶのが難しい。


Lサイズでもダメ、XLでもダメ。48でも50でもダメ。3Lもしくは52以上となる。


既製服はサイズが限定されているので、どこを基準に選んだらいいのだろう。

 


パンツは特にウエスト、腰周り腹周りが入らない。めいっぱいウエストを出してもらうか、ウエストにゴムが入ったものを選ぶ。いくらウエストが大きくなったからといって、ただのダブダブのパンツでいいわけではない。


エストが入るパンツに巡り会ったならばいいが、ジャケットはどうだ。


パンツと違いジャケットは確認しなければならない箇所が増える。肩、ウエスト、身丈、袖丈である。


ジャケットを選ぶ最優先事項は肩周りが合っているかどうかである。肩幅がフィットしていれば、極端な話、前身頃のボタンが閉まらなくても構わない。


出てしまった腹を引っ込めるのに時間が必要ならば、ボタンが止まらなくもやむを得ないと割り切ることだ。


サイズが小さいジャケットは全体が窮屈で、着たときに襟の下、背中に横ジワが入る。また前身頃が閉まらない。袖がつれて短くなる。着丈もお尻全体が見えてしまう。


サイズを上げて大きくするとどうなるだろうか。体より大きいサイズだと背中、肩甲骨辺りに縦にシワが入る。ジャケットの袖が中のシャツの袖を隠してしまう。着丈はお尻をすっぽり隠しさらに長い。


小さいサイズ大きいサイズ、どちらもお直しすることはできる。


サイズが小さければ「出す」大きければ「詰める」ことで補正できるが、限界はある。肩周りは出すことも詰めることも難しい。ウエストの出しは1〜2センチくらいと考えたほうがいい。袖の長さはボタンを開き見せにしていれば調整可能だが、本切羽ではできない。


メタボ体型の人がスーツを選ぶときのポイントを書いてみた。いずれのことも試着しなければわからないことである。これらの知識をもとに試着を繰り返してほしい。