パパのお洒落変身のようなその場限りのものや一回だけのショッピングアテンドでは何にも変わらない。
スタイリングは持続性が肝心です。三カ月後になって元のイケてないパパファッション、ジジファッションに戻ってしまってはスタイリングどは呼べません。
ファッションスタイリングは、皆さんの生き方が反映される要素を含んでいます。外見を雑にしていれば、その人はだらしない人だと思われ、一瞬にしてマイナスの印象がつけられてしまいます。
40年間のうち、皆さんはほんの少しでも、ファッションに関心を持ってきましたでしょうか?
多くの方の答えはYESだとは言えないのではないでしょう。
さらに不幸なことに皆さんはファッションを学ぶ機会に恵まれませんでした。
皆さんのファッションスタイルはゼロベースではありません。マイナスからのスタートであると思っていただきたい。マイナスをプラスに転じるには並み大抵のことではないのですが、無理なことではありません。
本気になってファッションスタイルを変えていきたいと思っているならば、この一年間ファッションに没頭してみてください。はっきり言います。努力なくして変化を求めるのは無理です。
何をどう努力していいのかさえもわからない皆さんに、手を差し伸べること。それが私たちの役割だと思っています。
50代60代はファッションを変える最後のチャンスです。これを逃す手はありません。
「歳を取った」と思ってしまった時点で老人の仲間入りです。逆に若々しくいたいと思えば相応のご褒美が得られます。その一助にファッションはなることができます。
50代60代でもまだ輝いていたい。そう思った時点で皆さんは一歩を踏み出したことになるのです。
この年齢に求められるファッションスタイルは品格のあるものです。
それはファストファッションでは表現できない上品さ、清潔感、洒脱感を纏うもの。
だからと言って高価なものを身につけることとは限りません。安価なものでも上質なモノを上手に活用すれば、自ずとファッションスタイルは向上していきます。
私たちの周りにはモノが溢れています。多くの中から上質なモノを選ぶことは決して簡単なことだはありません。
そこで、皆さんには選択眼を養ってほしいのです。
スタイル、それは服=ファッションとは限りません。ライフスタイル全般に及びます。単に服だけ着飾っても家の中が乱雑ではダメなのです。
高級車に乗っていても、ファッションスタイルがスウェットにサンダルではいただけない。品性が問われてしまいます。
50代60代はもっとファッションスタイルに敏感になってもいいと思うのです。
大人の男の嗜みの一つとして、ファッションはかなり重要なポジションにあるのではないかと思います。
ビジネスにもプライベートにも服を着ることは日常です。ビジネスを成功に導く、プライベートで信頼を勝ち得る、共にファッションが寄与できることです。
見栄えが良ければ良いに越したことはない。そんな当たり前のことを多くの人は忘れがちです。
忘れていない人でも、やり方が間違った方向に行ってしまっています。ファッションの基本を学んでいないから、自己流の解釈で服を着こなしコーディネートしています。
もっと言えば、そもそも選ぶアイテムが間違っているし、選ぶお店も間違っています。
間違いが積み重なって、皆さんの今のファッションが出来上がっています。これを断絶します。そうしないと今まで自己流のスタイリングに戻ってしまうからです。
仮にとってもセンスのいい人が、皆さんの持っているアイテムでカッコいいコーディネートができるでしょうか?
無理をすればスタイリンングはできるでしょう。しかし、それは50代60代の大人が求めれられているファッションスタイルとは言えないのです。
手持ちの服だけでスタイリングを構成するのは無理。今までと全く違うものを揃えなくてはなりませんから、着回しは考えないでいただきたい。
服の揃え方(買い方)にもコツがあります。それは①店を選ぶ。②アイテムを選ぶ。③適切なサイズを選ぶです。
このようにファッションのコツを具体化にしていけば、ファッションを変えることが無理ではないことを実感できると思います。
少し面倒なことがあるかもしれませんが。でも、ファッションを変えることが今の皆さんのライフスタイルを向上させることは間違いないのです。