服の組み合わせは、いわゆるコーディネートと呼ばれています。
服はそれ単品(Tシャツ、シャツ、ポロシャツなど)のアイテムだけでは成り立ちません。
シャツとパンツ、最低限必要です。
まさかTシャツだけで街中を歩くという暴挙にでることを考えないと思いますが…。
ファッションが成り立つには、複数のアイテムを組み合わせて(コーディネート)、全身を覆うことです。
ここで大切なことは「全身」ということ。
極端に言うならば、頭の上から爪先までくまなく着飾ることです。
全身を服のアイテムで覆う。アイテム同士の組み合わせを考えるのがコーディネートすることです。
間違えやすいのは、シャツ、ジャケット、パンツなどの基本アイテム同士がバラバラになってコーディネートされていることです。
なぜこんなコーディネートになるのか不思議ですが、この不思議なコーディネートを矯正していきましょう。
間違った考えにハマっている人を正しい道に導くのです。
ファッションは学ぶものである。というのが私のポリシーです。
ただお洒落をしたい。ダンディになりたい。だけでは不可能です。
それなりの学びがなくては、ファッションの基本を押さえられません。
ここで一つ。ファッションの何を学ぶのか?どうやって学ぶのか?
疑問に思う方がいるでしょう。
ただ闇雲にファッション誌を見るだけでも、InstagramやFacebookの写真を見るだけでもファッションを学ぶには片手落ちです。
実際にファッションに触れること。服を着てみること。ファッションのある場所に行ってみること。
机上の空論ではないけれど、服は体に合わせて初めて服の存在が発揮されるものです。
着ることで息が吹き込まれていくのです。
皆さんはコーディネートする時、どんなやり方をしていますか?
上半身(トップス)のアイテムから決める。ありです。パンツから決める。ありです。
靴から決める。ありです。
決める順番やこれを軸にしたコーディネートがしてみたいというのはすべてありです。
肝心なことは最後に仕上がったコーディネートの形。
姿見に映したあなたはお洒落でしたか?
ダンディに見えましたか?
ファッションは全身で考えるもの。
一部が崩壊すると、途端にすべてがなくなってしまうほどトータルのコーディネートを考えるのは大切なのです。
全体のバランスの上にわれわれが目指すファッションはあります。
ネクタイ一本でも上品にもなれば、ダサくもなってしまうのです。