われわれは鏡に映した前身を見ています。
もちろん服を選ぶ時も前身を鏡に映して、コーディネーの良し悪しを決めていることでしょう。
これはもちろん間違いではありません。全うなコーディネートのチェック方法です。
しかし、ことスーツやジャケットの合う合わないを判断する時にはこれだけでは片手落ちになってしまうのです。
スーツを購入する時も必ず後ろ姿を鏡に映して確認しましょう。
何でこんなことをするのでしょうか。スーツやジャケットは肩線のフィット感とても重要になるからです。
ここが弛んでいると、スーツがジャストフィットしていないということです。
生地が左右にピッと張った背中がジャストフィットを表しています。
そして前身から見てもわかることですが、えりが肩から首筋(この部分をのぼりと言います)に吸い付くように延びているのが、やはりスーツ、ジャケットのフィット感が得られている証拠となります。
さらにこれを確認するためにも後ろ姿を見てほしいのです。
シャツの奥えりからスーツ、ジャケットのえりが離れていないことが目印となります。
これが正しいスーツ、ジャケットのジャストフィットした状態です。
これらを知るためにも後ろ姿を見ることができ必要があります。
例えば、ショップで正面だけではなく、後ろ姿がわかるように計らってもらうことをお勧めします。
また、三面鏡のあるショップを選んだり、写メを撮ってもらうのもいいでしょう。
決して安い買い物でもなく、、自分のためにも、私はこのくらいやる価値があると思うのです。