こんにちは、金子マサオです。
コーディネートは上下のバランスだということを昨日書きました。
メンズスタイルはトップス(この場合はジャケットやアウターも含める)とボトムスの二つが上手くバランスが取れている状態がいいコーディネートと言えます。
もちろん、以前から書いている通りの「サイズ感」は必須なことで、これが狂ってしまっていると野暮ったさが免れません。
例を出してみましょう。
ベルトと皮靴は同色にします。体の中心にくるベルトと一番下にくる皮靴を揃えることによって、全体がすっきりと馴染むのです。
厳密に言うと、ベルトにも靴にも様々な色があり、カジュアルな装いでは敢えてこのルールを崩すこともあります。
ルールに縛られすぎるのもなんですが、一応きちんとルールを理解した上で着こなすことが大切です。
装いは単に服を着ればいいというものではありません。
考えて服を着ることや、他人に不快感を与えないことも大人の装い方=着こなしと言えます。
他人を敬うにはそれなりの装いをしなければなりません。
独りよがりの着こなしにならないためにも着こなし方を学ぶことが必要です。
それは資格試験のような学びではなく、日常の中で使うことのできる実践的な学びです。
着ることを学ぶということ自体に現実味がないかもしれませんね。
それは親から子へ受け継がれている服装の文化があれば違ったことでしょう。
今まで50年以上の人生の中で、「服を着ること」について学ぶという習慣がわれわれにはなかった。
だからこそ今始めてもいいと思うのです。
50を過ぎても人生は続きます。生活が続くということは服なしではいられない。
だったら折角なので格好良く着る。お洒落に装う。
服装術を学べば学ぶだけ必ずリターンは得られますよ。